「砂に埋もれる犬」貧困は誰が招いているのか?躾とは何か?《読書感想/レビュー》
貧困だけの問題なのか?貧困は誰が招いているのか?躾とは何か?ムカムカイライラしながらも、ストーリーに没頭し少年の変化にページを捲る手が止まらない!
久々に面白い本に出会えた
何かで内容をちょっとみて面白そうと思って図書館で予約して、すっかり忘れた頃に予約確保のメールがきた。借りに行ってみると、その厚みに「2週間で読み切れん💦」と驚愕したが、、、読み出したらページをめくる手が止まらない!
久々に面白い本に出会えた嬉しさと本の世界への没頭で読書サイコー!と心躍った数日間。読み切った日は気がついたら午前3時半(寝不足)
ラストの締め方は現実的なところに着地させたと思うけど、、もうひと盛り上がり欲しかった!
一番面白いと思ったのは、少年の変化していく様
生まれてからずっと無責任な親のもと暴力により支配されてまともなしつけも教育受けてこないとこうなるものなのだろうか。
保護されてまもない時は3食食べられることが幸せだと思えたはずなのに、すぐに慣れてもっともっともっとになって欲求が過度になっていく。
かつてはコンビニで廃棄の弁当を懇願してもらっていたのに、平気でケーキのクリームのみ食べてスポンジは残すようになったり。
里親の心配や生活態度に対する注意に反抗する。
読後に発生した4つの疑問
- そもそも貧困だけの問題なのか?
- そして貧困は誰が招いているのか?
- 躾とは何か?
- 親が親なら子も子 の確率はどれくらいなのか?
ムカムカイライラしながらも、この少年の変化が一番面白く興味深かった。